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劇薬レッスン①手首を こねくれ

今週から、数回にわたって新シリーズ「劇薬レッスン」を始めます。

その名のとおり、市販薬ではない(=レッスン書には載ってない)ので、医師(=レッスンプロ)のもとで服用しないと危険です。



今回の劇薬の対象者は「スライス病」患者です。

私はレッスンの時、ヘッド軌道はまっすぐ振れているのにスライスになるパターンの人には、
「一度、実験だと思ってインパクトの時、手首をこねくり回して どチーピンを打ってみて下さい。」という場合があります。  ※チーピン=強烈なフックボール

上記のパターンのスライス病の場合、このイメージで打てば5人の内4人は「それが正しくて程よいリストターン(手首の返し)ですよ」となり、一発で見事なストレートかドローの弾道が出て、飛距離も過去最高を一気に更新する事がよくあります。

しかし残りの一人は「変なこねくり」になり、結果にもつながらないので即座にやめてもらいます。

私の知っている限りこの「こねくれ」と表現したのは、20年ほど前に、某写真週刊誌で志村けんさんにゴルフレッスンをする企画での米田博史プロと、数か月前に某ゴルフ月刊誌での水巻善典プロのお二人です。水巻プロは「手首をひねろ」とまでおっしゃることもあります。

時として、セオリーにあえて反する表現を用いるプロには、「初心者にレッスンする機会も多いんやろな~」と思い、両大先輩には大変恐縮ながらシンパシーを感じます。

練習場は「実験の場」でもあります。「押しても駄目なら引いてみな」の発想で練習すれば、新しい世界が見えてくることが多いです。セオリーに固執し続けるということは、引かなければ開かないドアを生涯押し続けてしまっているということです。

人それぞれ、もっとこだわってほしいセオリーと、そうでないセオリーがあります。それを指摘出来るのが、フェーストゥフェースのレッスンの最大の長所です。是非、全く白紙の初心者の方も、いろいろ研究しているのに伸び悩んでいる、中・上級者の方も最寄りのPGA会員のレッスンを体験してください。
(大阪の守口市近辺の方は「守口カントリークラブ」ですよ~!!!)

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