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○割しか知らない事①パターのサイドスピン

今週から数週間にわたって、「ゴルファーの○割しか知らない事」シリーズを始めます。

テレビで「日本人の3割しか知らないこと」というタイトルのバラエティー番組をやっていたのでパクリました。

私が書こうとしている内容は、回によって1割の人しか知らないであろうと思われる回もあれば、多分5割くらいの人が知っているだろうと思われる回もあるので、あえて○割にしました。

今回は、もしかしたら1割以下かも?





ほとんどの人は、ドライバーショットでも、アイアンショットでも、球に右回転を与えれば右に曲がり(スライス)、左回転を与えれば左曲り(フック)になるのはご存知です。

それをパターでも同じと思ってませんか?

実はこれは反対なんです。

つまり、パターの場合、スライス回転をかければ、フックに、フック回転をかければスライスに曲がります。
(嘘だと思えば実験してみて! 但し、思いっきり横回転をかけても数センチしか曲りませんが(#^.^#))


そのメカニズムは・・・

ショットの場合(つまり空中に打つ場合)球に横回転を与えると、球に触れている空気の気流が垂直ではなく斜めになるのでスライスしたりフックしたりします。

それに対して、パターの場合は芝との摩擦によって球は曲がります。

例えば、ビリヤードで壁に球を直角にぶつけても、右回転(スライス回転)がかかっていれば真っ直ぐに跳ね返ってこずに、左に跳ね返ります。つまり球は、右回転は左に左回転は右に跳ね返ります。

パターの場合、球が何千何万という芝と言う名の壁にぶつかりながら突き進んで行きます。その際、同じ現象が微妙に起こりながら転がって行くので、スライス回転ならフックにフック回転ならスライスに曲がっていきます。

たま~にゴルフ雑誌で「私はフックラインの時はスライス回転をかけて打ち、まっすぐ狙う」という記述を何年かに1回のペースで目にしますが、皆さんはマネしないで下さいね。余計にフックの曲りがきつくなりますから。
もし本当にそんな技があるとしたら「私はフックラインの時はフック回転をかけてまっすぐ狙う」が正解です」。

いずれにしろ、前述したとおり、現実には有りえないほど極端に横回転をかけても曲りは微々たるものですから、通常のプレー時に横回転のせいで曲がることは無いし、ましてや横回転をわざとかけて何かをしようとしないで下さい。


PS : 以下、50歳以上の人のみ、お読みください。(^-^)/

ビリヤードの例よりも、もっとわかり易い例は、「サインはV」の必殺技「スピンボール」です!
相手ブロックに、わざと強烈なフック回転のかかったスパイクを当て、ブロックに当たった球は、ネット上部を右につたって転がり、相手コートのラインぎりぎりに落ちるあの技の原理です。

なに?余計にわかりにくい?だからあの「立木大和チーム」が全日本選手権の切符を手にした時、初戦の「アオバチーム」の鉄のブロックを破る為にさらに秘密の必殺技が必要だと牧コーチが悩みに悩んだ末、ジュンサンダースの施設時代の友人のてっちゃんのスピンボールを会得することが唯一の勝つための方法だとひらめき、立木大和のメンバーが血の滲む訓練の結果ついにボールが鉄のブロックを回避する魔のスパイク「スピンボール」で涙の勝利をもぎ取ったあの原理じゃないですかーっ!!!
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