○割しか知らない事③自分の飛距離

自分の飛距離を全クラブ、即答できる人は相当上級者です。
それがキャリー（＝転がりを除いた距離）の距離ならなおさらです。

初心者で、まったく同じ実力の二人が対戦したとして、片方の人がある日突然、自分の距離を正確に知ったら、その日からもう片方の人にハンデを5つくらい渡せるんじゃないでしょうか。

このように、ゴルフには球を打つ能力以外の事で、平均スコアを良くする要素が多々あります。
だから体力の劣る老齢の人が、若い人に勝てたりするスポーツなのでしょうね。

自分の飛距離を知るには、正確な距離表示のコースでラウンド経験を積めば、次第に分かってきます。
しかし、だんだん減っているとはいえ、距離表示の正確さにあまりこだわってないコースもたまにあります。
練習場の距離表示も不正確なところも多いですし、そもそもボールが練習用ボールの所は5～20ｙ位飛びません。

そこで1番お勧めなのは、レーザー距離計

なのですが、まだまだ高価（3～7万円）ですし、それより
「まだヘタやのに、そんなん使ったら上手い人みたいで恥ずかしいわ～♥」
との思いも深～く共感できます。（失礼！）

そこで皆さんに知っておいてほしい、とても良い目安が2つあるので紹介します。

まず貴方が持っているクラブの中で最も「ロフトが45度」に近いクラブでの距離だけ把握して下さい。
ロフト45度のクラブは多分ピッチングウエッジが最も近いはずですが、メーカーのＨＰ等で一度調べてみてください。

①その距離の2倍が、1Ｗの距離。
②　　〃　　1/10が、番手間の距離。

タイガーウッズなら、ＰＷの距離が約150ｙなので、1Ｗの距離は300ｙ。
9Ｉの距離がプラス15ｙで165ｙ、8Ｉが180ｙ、7Ｉが195ｙ・・・となっていきます。

かよわい女性で、ＰＷの距離が60ｙの人なら、1Ｗの距離が120ｙ。
9Ｉの距離がプラス6ｙで66ｙ、8Ｉが72ｙ、7Ｉが78ｙ・・・となっていきます。

意外にこの事を知らない人が多く、飛ばし屋の男性もかよわい女性も番手間の距離差を、単純に10ｙと思い込んでいる人をよく見かけます。

自分の正確な距離を把握できれば、夏と冬の飛びの違いや、風の程度による飛びの違いもだんだん分かってきます。

ちなみに私は、朝一のセカンドショットは、まだ体がほぐれてないので、一番手大きめのクラブをいつも選択します。（レストランデコーヒーノンデント　レンシュウジョウイケヨ～）