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○割しか知らない事⑤パターの方向性

「ゴルファーの○割しか知らないこと」第5弾は、先週に引続きパター編です。


カップ迄1mのパッティングの時は、皆さん距離感よりも方向の事に集中しますよね。
私もインパクトの瞬間に「狙ったラインに、ポンと出て行ってや!」と必死で熱望します。

しかし、いくら熱望しても、いくら完璧にストロークしても、いくら近所の公園のごみ拾いをしても
ゴルフボールである限り、真っ直ぐに打ち出される保証は残念ながら有りません。

このゴルファーにとって「不都合な真実」を、以下の私の文で知ってしまうと、パターが上手くなる人と、下手になる人に分かれますので覚悟して読んでくださいね。
(脅すつもりは毛頭ございません)○| ̄|_

それはゴルフボールは球体では無いと言う真実です。
ピンポン球やボーリングの球は球体です。ですから1度の角度で傾いたテーブルの上に置くと必ず転がり落ちます
これに対し、ゴルフボールは転がり落ちません。それはディンプルがあるからです。

ディンプルは約350個あるので、ゴルフボールは球体ではなく350面体なのです。
実はこの、傾斜が有るのに転がらないということは、ゴルファーにとってとても恐ろしいことなんです。
テーブルの向きに影響されないという事は、テーブルの向きに逆らうことが出来るということです。
とういことは、パターのフェースの向きにも逆らうことが出来るということです。

もしテレビで「松本人志の すべらない話」を見たことがあるなら思い出してほしいのですが、あの番組はサイコロを振ってトークする人を決めますよね。あのサイコロは多い時で20面体です。
あのサイコロをパターで打ったらどうなるでしょうか。インパクトの瞬間にフェースがサイコロの、どの角にどんな角度で当たるかによって、打ち出しの方向は毎回変わります。
ゴルフボールは面が350もあるとはいえ、球体で無いことには変わりないので、それと同じ事なのです。

以上の対策として
①フェース面が柔らかい材質のものを使う
②フェース面に縦溝があり、その形状が工夫されているものを使う
というのが現在考えられますが、100%解決されるわけではないです。

しかし100%解決する方法が1つ有ります。
それはボールのディンプルパターンを40年前に戻すことです。

1977年にブリヂストン社から「AD REXTAR」が発売されました。
このネーミングの「AD」は、All Dimpleの頭文字です。それ以前のボールはブランドのロゴがプリントされている部分だけディンプルが無かったのです。それはまだプリント技術が未発達だったのでディンプルの凸凹が有るところに綺麗にプリント出来なかったからです。
このボールが新発売されてから、世界のボールはAll Dimpleが当たり前になり現在に至っています。
しかしそれまでのプロの多くは、グリーン上でボールを置く時、ディンプルの無い部分がフェース面に当たるように置いてました。

こうすればフェースの当たる部分だけは球面となりますので100%解決します。

もしこのブログをゴルフボールメーカーの人が見たら、是非そんなボールを発売して下さい。
ソノトキハ○○キタイシテマッセ~
「田中泰雄の いやらしい話」でした。

田中ブログ19-1

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