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どっち派?⑪ドローvsフェード

少しへ曲がる球筋を「ドロ―ボール」
少しへ曲がる球筋を「フェードボール」と言います。

レッスンの時、生徒さんが中級者レベル以上の場合、初回に必ず質問しておくべきは、
「ドローとフェード、どちらが好きですか?」
ということです。
それを確認しておかないと、本人はドローが打ちたくてしょうがないのに、フェードを連発中の時、
私が「良いフェードで安定してるから、今日はそっとしておこ~」
と思ってしまう事態を防ぐ為です。

そんな質問をした時、返ってくる答えの割合は
「ドローが好き」⇒70%
「フェードが好き」⇒20%
「だいたい真っ直ぐなら、フェードでもドローでもどっちでも」⇒10%

やはり、ドローが好きな人が圧倒的に多いですね。

私の感じるドローの優位な点の一番は、アゲンストの風の時に飛距離がフェードに比べて落ちない という点です。
フェードの優位な点は、チーピン(極端なフックボール)のミスが出にくい点です。芹澤信雄一派はそれが理由で、宮本勝昌も藤田寛之も皆フェードヒッターです。「チーピンは出世の妨げ」と言っておられます。
 
< 代表例 >
ドロー : 手嶋多一、ザック・ジョンソン、上田桃子
フェード : 藤田寛之、タイガー・ウッズ、横峯さくら

※ ドライバーの飛距離が約170ヤード以下の人は、フェードの方が飛ぶことも多いです。(浮力不足を補えるので)
※ 練習場では、逆球練習もしましょう。つまり、ドローヒッターの人はフェードを、フェードヒッターの人はドローの練習をすることで、スイングがどちらか一方に偏り過ぎず、中和さす効果があります。


PS : 実は、私が小学生の時、某月刊のゴルフ誌にハガキで
「なんで どろーのほうが ふぇーどより とぶんですか?」
と質問の投書をしたことがあります。

今思えば、特殊な子供やな~と思うと同時に、今の仕事はきっと天職やねんやろうな~と思います。


田中プロ ブログ 「Golf Wednesday」 毎週水曜日更新!
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