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生徒さんとの会話②プレッシャー

Bさん(39歳・男性)は、80台で回る時もあれば110叩く時もあります。

B 「俺、プレッシャーに弱いから、きっとゴルフに向いてないと思いますわ。」
私「30年レッスンしてきて、今まで(プレッシャーに強いんです)言うた人、見たことないですよ。」
B「もう、今度のコンペで110打ったらゴルフやめよかな。」
私「今まで(ゴルフやめよかな)言うた人でほんまにやめた人、見たことないですよ。やめる人は皆、黙ってやめますわ。」

こんな有意義なような、しょうもないような雑談が日々交わされます。


メンタルの本には、色々なプレッシャー対策が紹介されておりますが、その中で私の一番お勧めは、
「テーマに集中する」です。

プレッシャーに負けてミスショットしたら
「俺はなんてダメな奴なんだ」
と、自分を責めたり、落ち込んだりします。
そして、そんなメンタルを引きずってだんだん大叩きの悪循環が始まります。

それを
「ア~めっちゃ緊張してきた、でも俺の今日のテーマは(フィニッシュで3秒静止)やから、それさえ出来たらミスでもええねん。」
そしてゴロになり、手前の池に入っても
「でもこんなに緊張していても、テーマはちゃんと守れたぞ、えらいぞ俺!」

と言うふうに、結果で評価するのではなく、やることをやったかで評価するのです。


❶「それさえ出来たらミスでもええねん」→開き直れているので、緊張が軽減される→ナイスショットの確率UP!
❷テーマを守れている分、いつもよりスイングが良い→ナイスショットの確率UP!
❸結果的にミスであったとしても、自分を攻撃しなくなる→次打のナイスショットの確率UP!

メンタル的にも、技術の向上にも、良いことずくめでしょ。


PS : そもそも慈悲深い人は緊張しません。
「神様、私のスコアはどうでもいいから、皆が良いスコアで気分よく帰れますように」
 
客観的に自分を見れる人も緊張しません。
「最近、練習場ではナイスショットの確率が6割やから、コースでは4割出たら上等やな」

「俺、プレッシャーに弱いねん」言わんようになります。


田中プロ ブログ「Golf Wednasday」 毎週水曜日更新!
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