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生徒さんとの会話(22)マン振り

ある程度、スイングの基本が出来てきたら、生徒さんに、こんなテーマを与えます。
今週は、Kさん(男性・39歳)に、初めてしてもらいました。


私 「今から20球、正面のネットを、ぶち破る気迫で打ってみましょう。」

K 「分りました。 ビシッ!・・・ビシッ!」

私 「もっと思い切り! 親の仇!のつもりで。」

K 「ハイ。  ビシッ!・・・ビシッ!」

私 「まだまだ!思わずインパクトで『フン!』と、声が出るくらいに!」

K 「ビシッ!・・・ビシッ!・・・ビシッ!」

私 「そうそう、その調子!」



K 「こんなに、力いっぱい振ったん初めてですわ。」

私 「ついつい、フォームの事に気を取られ過ぎて、棒を速く振るという第一目的を忘れてしまっている人も多いです。」

K 「モニター再生したら、この方がかえって普段指摘されている『下半身のリード』とか、『頭を残す』が、ちゃんと出来てますわ。」

私 「そうでしょ。『棒を早く振る』という目的があれば、自然に出来る事を、メカニックに考えすぎているせいで、今まで出来なかったんです。」

K 「小学校の運動会の入場行進で、『かっこよく歩かなくっちゃ』と思うあまり、右手と右足が同時に前に出て、変な歩き方になったことがありますわ。100m走で、そんな事になる奴ぜったいに居ませんもんね。」

私 「そうそう、それと同じ事です。今後も打球練習の時、最低20球はマン振り(=思い切り振る)して振る本能を覚醒させてください。」



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